【iPad Pro (2018新型)】11インチか12.9インチか。お絵描き向け。※注記追加※

iPad Pro 2018(新型) お絵描き向けへの提案。

この記事は「お絵描きの液タブとして iPad Pro を検討中」な人向けの提案記事です。

(2018.11.09追記)
実際に購入して、手触りやApple Pencil2の実装仕様を確認したところ、正直11インチは性能はともかくコスパが低く、使い手を選ぶモデルだという結論になりました。
お絵描き特化するのであれば、前のモデルの10.5インチを買った方が良いという視点もあります。
11/9 のこちらのエントリーを併読チェックいただけますと幸いです。

【19.0221 調整版】iPad Pro 11インチ感想。100%ではオススメできない…。(お絵描き目線)

2019年2月21日
基本としての「12.9インチよりは小さいサイズ」という点では、提案の趣旨は変わっていないんですけどね。


 

結論から言うと……

私は、PCとの作業連携を前提でなら11インチがちょうど良いと思っています。

さて、新型旧型を問わず色々なサイトで色々な情報がありますが、ぶっちゃけ絵を描いている人のお勧め記事が少ないですよね。 使用感レビューは結構あるのですが。

いや、「絵を描くならこれ!」みたいな記事はあるんですが、記事を書いている本人はさほど…あるいは全然絵を描かない人だったりします。 なので、ご本人の環境情報を絡めたイラストレーターさん達のレビューはとっても貴重で、私も参考にさせていただいています。

そこで自分も、未熟ながら自分なりにやってみようと思った次第です。 以下に、冒頭提案の理由を書いていきます。

 

まずは、お絵かき用途を確認。

まず、11インチを買うべきか、12.9インチを買うべきか。

付き合う深度によって必要なインチ数は変わってくると思います。

  • iPad Pro だけで絵を完成させるのか
  • iPad Pro と PC とで、連携して絵を完成させるのか

つまり、どれくらい絵に対してiPad Pro に依存するのかというお話ですね。
 

iPad Pro だけで絵を完成させようというのなら、12.9インチ。

絵を完成まで…仕上げやブラッシュアップを含めた最終クォリティまでiPad Pro でやるということになれば、それなりに充実したお絵描きツールのフル活用が必要になってきます。

充実したお絵描きツール…となると、クリスタやPhotoShopのiPad 版ということになってきますが、これらのアプリは「各種調整用のプロパティウィンドウを駆使してこそ」な部分が少なからずあります。

なので、画面が大きくないと描画キャンバスの面積が大きく取れないんです。 勿論こういったウィンドウの表示を消すことはカンタンですが、表示したり消したりといった手間の蓄積がどれほどお絵描きのノリを削ぐかは、描く人なら想像できますよね? 表示したまま作業できるに越したことはありません。

そして加えて、
細かな線の調整をするのであれば、大きな画面で大きなストロークで書いたり拡大して微調整したりと、大画面の利点そのものがも効率に直結します。

なのでクォリティ担保をiPad Proに求め、クリスタなどのがっつりしたアプリを活用するなど、iPad Pro で絵(漫画)を完成させたい人には私は12.9インチをお勧めします。

※注意点

ただ完成原稿といっても、メモリが少ないので何十ページもあるような漫画はしんどいかと。

また、Apple Pencil の感度は、Wacomの最新のペンからすると半分以下の性能に思います(1028以上だとは思いますが公式発表はありません)。

描線の入りと抜きを大事にする人は物足りないと感じるかもしれませんが、要はIntuos3レベルだということなわけで、私のスタイルでは許容範囲です。
 

iPad Proでは下書きまで・仕上げはPCでなら、11インチもOK。

iPad Pro ではラフや下書きまでを描くのが目的で、あとはデータをPCに持っていき、自分の得意なツール(クリスタでもフォトショでもイラレでも)で仕上げるタイプの人には、11インチも視野に入ってきます。

というのは、使うアプリが Procreate などのシンプルなもので事足りてくるからです。

【Procreate】

Procreateは下画面のように、ほぼキャンバスだけで作業が済みます。 画面をフルに使えるので11インチの iPad Pro を小さく感じることがあまりありません。

そういう意味で、11インチでも十分に作業ができるんですよね。

もちろん、それに加えて大きな画面で作業が出来る12.9 インチはさらに便利です。 そこは自分のお財布と、自分の絵を描くスタイル(手先で描くのかひじを浮かせて大きなストロークで描くのか)によりますかね。

ちょっと乱暴な例えですが、B5の紙に描くのとA4の紙に描くのでどっちが自分好みか…を考えればよいかと。
 

個人的にはPC連携しつつ11インチをお勧め。

そもそもPC連携を勧める理由

ここまで読んできた人には「だったら下書きもPCでやれば?」という人もいらっしゃると思います。 でも少なくとも私にとってそれは違うんですよ。

下書きまで出来ていて、後は主線の清書や微調整・色塗りやフィルタ効果をつけるだけ…ぐらいになっていたら、液タブである必要ってあんまり無いように私は思うんです。

むしろ大量のキーボードショートカットや、デュアルディスプレイを使った大画面での並行作業ができる、PC作業のメリットの方が勝ってくると感じるんですよね。 正直、デジタルな作業に液タブは向いていないような。

逆に、ラフや下書きなど、自分の頭のイメージをダイレクトに出してみたいとか、何か線を引くことをきっかけにイメージを膨らませたい(思いつきたい)、というアナログな領分では液タブが勝っていると感じるんです。

また、iPad Pro 本体をクルクル回して描いたりとか、そういった事ができるのも地味に重要だったりしますよね。 寝っ転がって描けることは私には滅茶苦茶ラクでありがたいです。

そんなわけで、私はよりアナログ的な作業とデジタル的な作業を分業する、PC連携をお勧めします。

その前提で11インチを勧める理由

携帯性。 これにつきますね。

このサイズなら何とか片手で持てます。 ベッドに寝っ転がって、なんと仰向けで作業できてしまいます(といっても、漫画のラフやネーム、下書きのアタリまで)。 私のガタイが大きくて手も大きいからかもですが、胸の上に乗せてちまちま描けるのはものすごく楽で良いです。

12.9インチの方も2018新型になってかなり小さくなりましたが、これの目指す携帯性は「持ち運び易さ」であって「携帯したまま作業できる」ではないんではないかと私は思います。 そういう意味で、11インチはそれが出来るギリのサイズでちょうど良いかと。

ただ前述した通り、私がやる作業内容は「ラフ」「ネーム」「下書き」までです。 ここまではPC よりiPad Pro の方が楽しいし効率よいのですが、そこから仕上げていくのはデスクトップPCでです。

ていうか作業内容を限定するからこそ11インチで十分というわけですね。 とはいえラフはともかく「下書き」までやれるのはすごいことだと思いますよ。 PCではそれを清書するだけですから。

使用アプリは Procreate のみ。 そして少なくともこの環境で作業をしている限り、私は10.5インチの描画領域でも小さいとは感じず十分にやれています。

というわけで

iPad Pro を液タブとして使うスタイル込みでの私からの提案は

PCとの作業連携しつつの11インチです。

使っているツールや作業/生活スタイルでも変わっているとは思いますが、参考にしていただければ幸いです。
 

Osakanaの作業環境

最後に、上記の提案をするにいたった私の作業環境を書いて締めにしますね。

  • Win7のデスクトップPC。i7-3930K、メモリ16GB、フルSSD。
  • EIZO22インチのデュアル。GeForceGTX1080。
  • ペンタブもあり。wacomのIntuos3。
  • 使用ツールは PhotoShopCS4、Flash CS5.5
  • DropBoxを使って無線でPCとデータ受け渡し。
  • 用途はイラストや漫画のラフ、ネーム、下書き。
  • 基本的にモノトーン。

iPad Pro だけで描いたもの
レトロゲー絵日記のイラスト(クリックでまとめに飛びます)

モノトーン

漫画ネームとかネーム漫画とかも。
 

iPad Pro で下書きして、PCでFlashで仕上げたもの。

皆さんの検討の一助になれば幸いです。

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