家に据え置き運用で「最適」。高速充電!
1年使っていて、ここ最近しみじみと「買ってよかったなあ」と思っているのが、このUSB給電アダプタ「Anker PowerPort Speed 2」です。
クイックチャージ技術 QC3に対応しているのと、最大で39.5W と馬鹿みたいな給電力を持っています。 まあ、充電される側でQC3に対応している機器はまだ少ないんですが、普通に馬鹿力のある給電器なので、充電確かに早いです。
この給電器は、他のモバイル用の給電器に比べてあまり評価が高くないと思うんですが、それは運用コンセプトを取り違えて使っているせいであって、これは持ち運ばずに家やオフィスに据え置きで使えば中々の良品である…!
そんな内容の記事をこれから書こうと思います。
基本性能:問題なし! 最大で39.5Wの馬鹿力な給電器
私の持っている Android スマホ「Aquous SH-M03」と、給電計測アプリ「Ampere」を使って量ってみたところ、スマホメーカー純正の充電器は1300mAで、「Anker PowerPort Speed 2」では2300mA 出てました。 もう3年前くらいのもはや古いスマホですが、それでも結構出てます。
そして実際に充電してみると半分くらいの早さでフル充電に。2~3時間でいけちゃいます。びっくりしました。
iPad Air は、純正のアダプタと充電時間が変わりませんでした…。 古すぎてQC技術自体に未対応なんですね。 なお、iOS 端末にはアプリでの給電計測アプリが無いので測れませんでした。
iPad pro 11 ですが、数値上では「Anker PowerPort Speed 2」が上ですが、実際の給電速度はiPad pro 11 の純正アダプタとあまり変わりませんでした。 最新のUSB3.1給電対応のアダプタと変わらないというのは、これはこれで頼もしい。
とまあ、そんな感じで、「普通にハイパワー」です。
似た製品と比較して、確かに見劣りする部分はある
Ankerので有名なのは、むしろこっちのほうだと思います(Anker PowerPort II – 2 PowerIQ)↓
ただ私は、そこまでハードにモバイル運用しないんですよね。 基本的にはモバイルバッテリーで充分です。 泊まるような場合でも寝る前に充電するくらいでスピードは要らないので、むしろ性能は二の次で小型のを持っていくんですよ。 20W前後の1ポートあれば充分。
私にとってモバイルの充電は基本的に家でやるものなので、そこにリソースを突っ込んで他を簡略化て割り切った「Anker PowerPort Speed 2」が、値段に対しての性能…コスパが高く感じるというわけなんです。
他と比べて見劣りする部分が、その割り切りポイントになっています。
割り切りポイント1 でかい
同じ2ポートの「PowerIQ」に比べて、一回りくらい大きいです。 そのぶん、最新のクイックチャージ技術 QC3に対応してます。 まだ対応している機器が少ないので、持っている機材によってはムダ性能ではありますが、携帯性を犠牲にして機能を盛り込んでるんですよね。
割り切りポイント2 差込み口が折り畳めない
これは結構痛いですよね。 プラグがかっちりとはまっていて動きません。 実際、ここで見切って他のを買っている人も多いと思います。
でもこれも、携帯性を犠牲にして価格を抑えた結果なんです。 折り畳むことで持ち運び時に減らせるスペースより、据え置きで使用時のスペースの削減を重視したからなのです。
こいつの素晴らしい点は差込プラグの向き! まさに据え置き想定!
私がQC3よりも評価しているポイントはこれです。 プラグの向きが90度横なんです。
とかく比較される「PowerIQ」と並べれば一目瞭然。
これの何がいいって、コンセントハブに横に並べて挿す時にスペースを取らないんです。 2ポートある給電器って大抵大きいゆえにコンセントの穴のスペースを2つ分食ったりするじゃないですか。 でも、これなら大丈夫。
このメリットを獲得するために、差込プラグの折り畳み仕様をはしょってるんです。 そりゃあもっと生産が進んで開発もされれば、この形状で、さらに折り畳み可能な製品も出てくるかもしれませんが、現状での最適解の1つと言えなくもないと思います。
家で充電機器を使いまくる人間の味方!
みなさんもそうかもしれませんが、私は自宅にある機器の多くがバッテリー使用製品です。
ワイヤレスヘッドホン、Bluetoothイヤホン、iPad x3、Switch のジョイコン、PC用ワイヤレスコントローラー、Bluetoothスピーカー…
これらを適宜充電して使っているわけなんですが、割と、気が付いたら充電切れしてたなんてことも多々あるわけで。 そこでこういうパワフルな高速給電器があるのは頼もしいです。 小一時間もつけておけばとりあえずの使用なら何とかなります。 物によっては10分もつけておけば凌げてしまったりもしますからね。
というわけで、据え置きでの給電アダプタとして運用するなら、この「Anker PowerPort Speed 2」おすすめです。
出先の前線基地的な給電器も大事ですが、本陣の給電設備を磐石にするという考え方も、アリなのではないでしょうか?