【一応お絵かき目線】頑丈さに安心。手触りにうっとり(ファー!)。tomtoc 新作の iPad(pro)ハードケース!【レビュー】

「iPad-pro」はペーパーライクの保護フィルムだけで、基本的にカバーは付けない私ですが、外に持っていく時には一応フェルトのバッグに入れてます。

これは擦り傷とかには安心なんですが、大きなバッグの中でギュウギュウ詰めになったり、カバンごと落としたりした時に結構ヒヤっとするんですよね。

そして何が一番怖いって、このフェルトバッグに電源アダプタを一緒に入れてた場合、周囲からの圧力でこいつが iPadにクリティカルダメージを与えてくる事なんです。

おさかな
まあ、このフェルトケースに電源入れるとモッコリパンパンに膨らむので、メーカーの想定してない使い方だとは思うんですけどね。

これと同じ状況で、昔 iPadのGen3 を破壊した記憶がある私としては、現状はちょっと不安ありつつのフェルトバッグ運用だったんです……。

恐怖の地獄割り
 

(実際はこんなに派手に割れたんではなくて「ヒビ」でしたけど)

おさかな
とはいえ、気軽に試すにはケースは結構いい値段するしなあ……。

そんな折に、iPad を含め、色々な電子機器端末の保護ケースを作っている tomtoc社さんから、新製品のハードケースのレビュー依頼をいただいたので、

おさかな
渡りに舟とはこのことだ!

と、引き受けさせてもらいました……!

というわけで前置き長くなりましたが、iPad(pro)の、9.7 ~ 11インチ用の ハードケース 「tomtoc A06-002G」のレビューを始めたいと思います!

tomtoc ハードケース

一応値段確認したところ、税込み送料込み3299円の、クーポン使えれば5%引きでした(2019.06.15現在)

 

開封~外観:安心感あるガッチリ感

届いた! ジップバックに入ってます。シンプルだけど安っぽくはない梱包です。

外観:思ってたより高級感

プリミティブながら丸みを帯びていて、ちょっと高級感あります。 手触りはテクスチャはありつつも結構スルスル

左側には5mmほどの深さのくぼみがあって、これがグリップ感を高めていて気持ちよいです。 こういう細かい作りこみ、私は好きですね~。

グリップの左にある黒いヒモはストラップです。 この大きさのケースにしては華奢ですね。 ここを持って運ぶのはやばそうです。

材質:がっちり頑丈だけど、適度な柔らかさも。

がっちり頑丈ですが、完全にソリッドというわけでもなく、押すとたわむくらいには柔らかいです。 固い素材一枚岩というよりは、固めの素材を厚く合わせて頑丈さを出しているイメージ。

防御面では期待できそうですが、凹むは凹むので

これを防げるかどうかは、まだちょっとわかりませんね。 中をチェックしてみましょう。

内観~生地:さすがにガッチリ。「サラー」「ツヤー」「ファー」!

開くとこんな感じ。 中敷きを挟んだ2ブロック収納になっています。


中敷を挟んで左側が、周辺機器や小物を入れる収納ブロックで……。


右側が iPad用ブロック。私は持ってませんが、Folioキーボードつけたまま収納OKだそうですよ!

カバー無し iPad、余裕で収まってグラつかない

愛機 iPad pro 11インチを入れてみます。 カバー類はつけてないので余裕で入りますね。 このハードケースは iPad のカバーをつけたまま収納できるのが売りなので(ペンホルダーなどが付いてて横に長いのは駄目っぽいですけど)、剥き身で入れると流石にぶかぶか

なのですが、これを入れてハードケースを振っても、中の iPad pro が動いている気配が全くしません。中敷きがしっかり抑えてくれてるんでしょうね。これはちょっとすごいなと思いましたよ!

「ボキャ」回避!

さてこの中敷き部分、素材自体は柔らかいんですが、結構厚みがあるのでかなり頑丈です。 収納ブロックと iPad用ブロックをしっかり隔てています。

これなら、私のトラウマの「あれ」は結構防いでくれそうですね! あるとしたら、そんな時には私も無事では済まないでしょう(笑)。
 

思いがけず高級感ある生地

中の素材の生地が、妙に手触りが良くてちょっと驚きました。

ポケットのメッシュ生地が薄くて目が細かくて柔らかい手触り。 「サラー」としてます。強度は使い込まないとわかりませんが、問題なさそうです。

転落防止のための「返し」が付いてるのも良いですね。

結構しっかりとした「返し」なので、頻繁に出し入れするものは入れない方がいいかもです。

そして iPad を入れるポケットの、ナナメの切り欠きになった下部分なんですが、これも妙に手触りの良い素材です。 「ツヤー」としてます。 大事な iPad を入れるにふさわしい良生地です。
 

そして何より特筆はこの、iPad のディスプレイに直接触れつつ圧迫で iPad の位置を固定するための、中敷きの素材です。

ファー!

ベルベットというか、毛布のようなさわり心地です。

ファー!

こんな生地、私の家のどこにも使われてませんよ(笑)。 これだったら、保護フィルム貼ってない iPad でも安心です。

ここは、このハードケースの仕様の中で、私が一番好感を持ったところでした。 開けた瞬間「うおーーーなんだこれー!」と思わず言ってしまいましたもの。 しばらく手でなでなでし続けちゃいましたよ。 =D

可愛い 愛機のベッドにふさわしい「ファー」な中敷き、いい感じです。

じっさいの使い勝手をチェック!

後は使い勝手の確認です。 こんな感じに使うことにしましたよ!

USBケーブルは、左のメッシュのポケットよりも、右のバンドに挟む方が出しやすくて良いと思います。

メッシュの中味は、紙のメモ用紙と、ディスプレイ拭きの布、それと Apple Pencil のペン先スペア。 iOS 13 来たらUSBメモリも入れようと思ってます。

【合格!】Apple Pencil の収納

きちんと入った! 良かったです!

多くのケースやカバーでは、Apple Pencil を剥き身で使うことしか想定していないんです。 なので、私のような一部のお絵かきユーザーが持っている、指用グリップを装着してしまうと、大抵のケースの Apple Pencil 収納スペースには太すぎて入らないんです。

おさかな
ほんと多いんです。ヘタすると半分くらいのケースがNGです。

でもこのケースでは、「下から挿して、押し上げたのち下ろす」というちょっとした手間は要りますが、一応すっきりと収まるのであり難いです。

ていうか、初代Apple Pencil のグリップ最終形態も収納できましたよ!

初代 Apple Pencil のグリップ最終形態の記事についてはこちら

電源アダプタ収納は、結構ギリギリ…いや、アウトかな…?

冒頭でも問題児的に触れた電源アダプタですが、このケースでもやっぱり問題児。 入るは入るんですが、結構ギリギリです。

メッシュの裏はさらにポケットがあり、ここに結構な厚みのスペースがあります。このスペースにギリギリ入る感じですね。

目に見えて不自然な膨らみが出たりはしませんが、手に持つとそこだけ微妙に、ほんとに微妙に盛り上がってるのは感じられます。

ただ、このスペース内部でこのアダプタが動いてしまうので、何か工夫したいところ。

おさかな
正直なところギリギリ入りはしますが、皆さんにはちょっとオススメできないですね。 ゆがんだりしそう。
私はケースを探していた動機が「いい感じに電源を収納」なので、自己責任で無理やり入れちゃいますけど(笑)。

タブレットスタンドがピッタリ入った!

愛用している、タブレットスタンドがピッタリ収まりました。 これは偶然ですが嬉しいです!

こんな感じに使う奴です。 11インチでも縦置きでちゃんと支えてくれますし、7段階で角度変えられて折り畳めて軽くてと、超気に入っています。

これが、まるであつらえた様に収まったので感涙です。

ちょっと気になったところ……

フル活用すると結構重いのに、肩掛けできない

かなり収納力があるので、つい色々入れてしまうんですが、そうすると総重量がかさんでいきます。

まずこのケース自体の重さが475gで、加えて ipad Pro 11インチが 468g、Apple Pencil2が 20.7g……これだけで 963.7g なわけで、これに Folio キーボードを入れたら +296g で 1259.7gです。

さらに 電源アダプタ、USBケーブル、各種周辺機器もろもろを足して行くと、容易に1.5kgを越えてしまうわけです。

おさかな
肩掛けできるベルトとかがあればラクチンなのですが……

 

こんなのが家に余ってたので付けてみました!

別のカバンを買った時の付属品ですね。 一瞬「これならいけるかも…」と思ったのですが

引っ掛けるところがストラップ部分しかなく断念

このストラップはつまみあげるための物であって、高負荷には耐えられないので却下ですね。 せめてもう一箇所、カラビナを付けられる場所があれば何とかなったのになあ……。

総括:素材に硬軟合わせ持った、実直で優しい逸品

というわけで、試用してみての所感ですが……。 これは「アリ」ですね。

この3000円ちょい価格帯コンパクトサイズで、iPad を保護するのに充分な頑丈さとデリケートさファー!)を合わせ持ち、見た目もお洒落収納もしっかりできる。

まあ、重くなった時の取り回しだけ惜しいんですが、よほど欲張って収納しなければ片手で持てる重さに収まりますから何とかなるでしょう。

おさかな
私なぞは、 Folio キーボードどころか、iPad pro にカバーすら付けていないので、上記の内容物とケース合わせて1.1kgでした。

収納ポケットやバンドも、変に用途が限定される事はなく融通が利きましたし、お絵かきメインの私としては、何よりグリップ付きの Apple Pencil を一応スマートに収納できた事が嬉しかったです!

頑丈で軽量、値段の割には手触りがうっとりするような質感で気分が良い。 実直で優しいこのハードケース、気になった方は試してみてはいかがでしょう?
 

 

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