【レトロゲーム絵日記 11 】忍者じゃじゃ丸くん:少年忍者の全てが詰まってる!

オバケにガマにお姫様。これこそまさに忍者活劇!

今回のレトロゲームは、みんな大好きジャレコの「忍者じゃじゃ丸くん」です。 大ガマの術を発動させた大活躍シーンを描いてみました。!

 
ジャレコから「忍者くん」シリーズはたくさん出ているのですが、私が一番好きなのがこの無印の「じゃじゃ丸くん」。 横ビューの多段床の地形を左右(前後)と上下に移動しながら、敵オバケを退治して進んでいきます。

忍者くんは、手裏剣と華麗なジャンプアクション体術のほか、アイテムを取ることで透明化、からくり車、強手裏剣、そして敵を呑み尽くす大蝦蟇といった忍術を駆使して活躍します。

なんかこう、忍者的なことは大体フォローしています。出てくる敵も、雪女にカラカサオバケに一つ目小僧…コミカルな妖怪たちの総出演!

もう、忍者モノとしてお腹いっぱいの大サービスです。

痛快!見せ方をわかってる大蝦蟇の忍術

敵を丸呑みしてしまう大蝦蟇の忍術が、これまた痛快

何が良いって、背景の暗転処理。 処理軽減といった理由もあるとは思うのですが、「今は無敵ですよ」という記号的な演出を兼ねながらも「超常的なことが起こっている」という演出にもなっています。

この演出がまた、歌舞伎的な「見得」みたいでもあってシビレるんですよね~!

意外と多彩なキャラクターたち

プレイしている間は無自覚なんですが、振り返ってみるとキャラクターが大変に豊富だということに気付きます。

主人公である忍者くんは勿論ですが、登場するオバケたちは、初登場のステージ前には必ず「カラカッサ登場」な感じでキャラ紹介があります。 ザコとはいえ、全て敵の総領である「なまず太夫」の部下としてキャラを立てているんですよね。 作り手の愛を感じます。

ずっと画面上部にいるのにうっかり存在を忘れそうになりますが、お姫様も可愛いんです。

パッケージにちょろっと描いてあるだけですが、「お武家のお姫様」なデザインがかわいいです。 今回のイラストではそれを見つつ、続編の「元祖 じゃじゃ丸くん」のお姫様のデザインで描いています。

ていうか「なまず太夫」、あいつもまたファミコン恒例の「パッケージとゲーム本編でデザインが違う」キャラですよね。

パッケージだと髪の毛が余裕ふさふさなのに…ゲームではつるっぱげ

何が悲しいって、この作品以降のなまず太夫は全部つるっぱげ。

フサフサだったのはこのパッケージでだけなんですよね…。 今回のイラストでは折衷案で、後頭部だけモジャモジャさせてあげています。

ズ・チャ・ズ・チャ・ズ・チャ!

このゲームで何が一番印象に残っているって、ステージスタート時のサウンド。 なまず太夫が手下を呼んでワサワサする時の音が特徴的で、耳について離れないんですよね。

ズ・チャ・ズ・チャ・ズ・チャ!
ぴゅーーー
とぅ・とぅる・とぅ・とぅ・とぅる・とぅるとぅ
ズ・チャ・ズ・チャ・ズ・チャ!

何十年経っても、この音は忘れられません。

繰り返しでも楽しく遊べるゲームデザイン

16x16ドットの小さなキャラクターたちが、画面せましと飛び回るシチュエーション。 遊びは同じことの繰り返しなんですが、動きもサウンドもコミカルで触っているだけで楽しくて、なんでか延々とプレイしちゃうんですよね。(確か60面くらいでなまず太夫との対決もあったような)

ずっと飽きずに遊べる、かわいいキャラクターたちの忍者活劇アクション「忍者じゃじゃ丸くん」。 大好きでした!
 

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