【牛丼絵日記 2】すき家:魔改造牛丼の館。「牛丼をベースにした何か」を味わいに行く店【Osakana’s BeefBowl】

「すき家」。牛丼チェーンの中でも特に多彩・かつ独特なメニューが印象的なチェーンですよね。 でも、私の周囲の人に聞くと「すき家」はどうにも「邪道」感が強いようで……。

それで「あんなもん牛丼じゃねえ」なんて言われたりもするんですよね。

そこでですが、私はそういった人達に、声を大にして言いたいのです。
 

おさかな
そういう店じゃねえ と。
 

「すき家」で普通に食べるのはまだまだ素人!?

「すき家」の牛丼の真骨頂は「魔改造牛丼」です。

上に乗っている具こそ、牛肉とタマネギでオーソドックスですが、そうして出来た牛丼は、まだ「素体」でしかありません。 その素体である牛丼に「何かした何か」の楽しさが、すき家の牛丼の強みだと思うんです。

「すき家」初心者の皆さん。 初心者だからって「わかんないからとりあえず普通の牛丼を……」というのは勿体無いですよ? 恐れずにヘンテコメニューに挑んでください。 そうすればきっと……。

おさかな
……なんだこれ……?
おさかな
いや、牛丼と思わなければ結構いけるぞ?

という風になるはずです。

デフォルト牛丼すらヘンテコ食い!フレンチドレッシング!

「すき家」では、デフォルト牛丼すら魔改造対象です。 いや、普通の牛丼なんですが、食べる側のひと工夫で普通じゃなくする手立てが「すき家」には用意されています。

「フレンチドレッシング」を使いましょう。

イラストでは当たり前のようにやっているその横で、女性陣がぎょっとしてますが気にしない。

まあ、騙されたと思ってやってみてください。本来はサラダ用なんですが、スタートにこれをちょっとかけて1口~2口食べると良い感じです。

とはいえ正直、この味で一杯食べ切るのはきついです。 これは「ちょっと食べるから美味しい」たぐいの味なんですよ。 ただ、思いがけなく「あれ? 結構旨いぞ?」なヘンテコな違和感が楽しいんですよね。 そう、楽しい。

これを味わいに……もとい、楽しみに行く感じなのです。

1口目はフレンチドレッシングのみで、2口目はそれに七味を振るとまた変化が合ってよいでしょう。 その後から生卵を投入することで、ちょっとひたひたな感じにもなって、これがまた乙で結構なものでございます。

おさかな
ちなみに、テーブルには他にも「和風ドレッシング」「胡麻ドレッシング」がありますが、この2つの相性はいまいちです。

「和風ドレッシング」はポン酢系なんですが、味が濃くなりすぎ。「胡麻ドレッシング」は、こってりの牛丼のタレに別ベクトルの甘いこってり感を足すので、ご飯が進まない味になります。


通常メニュー:意外と美味しいおすすめヘンテコ牛丼

「ねぎ玉」牛丼

 

コチュジャンタレのかかった青ネギたっぷりの青々としたところに、生卵の黄味を落として食べる牛丼。 これが中々、青ネギのシャキシャキが「牛丼チェーンのくせに…」と言いたくなってしまうくらい美味しいです。

コチュジャンかかってますし、牛丼的な味からはかなり遠ざかってしまうんですが、これ、たまにこれだけ食べたくなって行ってしまうくらい乙なものです。

これは「おろしポン酢牛丼」と甲乙付け難かったんですが、独自性を採って「ねぎ玉牛丼」に軍配を上げました。

牛丼 Light(ライト)

 

ご飯でなく豆腐を入れた牛丼。 タレもポン酢が重ねがけになっています。 野菜もたっぷりでヘルシー志向です。

これ「Light」なんて付けたせいで、普通の牛丼の代用品みたいな印象が付いてしまってますが、めちゃくちゃピンで美味しいのでもっとプッシュしてもらいたいですね。

牛肉を食べるというより、むしろ豆腐を食べるための料理のイメージ(ぶっちゃけ「肉乗せ豆腐サラダ」)。 濃い目の肉が豆腐泥棒と化すんですよ。

あっさりし過ぎるかなと思いきや、やっぱり上に乗ってる肉の脂がこってりと存在を主張してるので食べ応えは充分です。 これは普通に外食ローテーションに入れて良い味です。本当オススメ。


「すき家」は「牛丼をベースにした何か」に遭える場所

他にも「3種のチーズ牛丼」やら「高菜明太マヨ牛丼」やら「わさび山かけ牛丼」やら「かつぶしオクラ牛丼」やら「おろしポン酢牛丼」やら、「おいしいヘンテコ牛丼」がひしめきあっているのが「すき家」です。

おさかな
何がすごいって、今言ったの全部「通常メニュー」ですからね!

それに加えて季節限定の変わり種な牛丼も、ちょいちょい更新されていき、そっちのヘンテコぶりは通常メニューのさらに上を行きます。

「やきそば牛丼」「チーズドリ牛(チーズドリアの牛丼)」「きのことアスパラ牛丼」「食べラー・メンマ牛丼」「なすアラビアータ牛丼」、そして2019.0621現在での「シーザーレタス牛丼」「辛口トマレタ牛丼」……。

どれも食べてみると

おさかな
ああ……まあ、普通に美味しいよね。(むしろ不味い方が話のネタになるんだけどな…)

な感じなのが「すき家」の季節限定メニュー。 かなり攻めてはいるんですけど普通に食べれてしまう

ただ、ポイントは

おさかな
でもこれ、もう牛丼じゃないよな……

そうなんです。

だが、そこが「すき家」の身上だと言えるでしょう。

牛丼で遊ぶ。「すき家」との楽しい付き合い方

「すき家」のメニューには、「牛丼をベースにしてはいるが、違うものになってしまった創作料理」が所狭しと並んでいます。 そして前述の通り、デフォルトの「牛丼」ですら「創作」の余地を客に残しているのです。

「牛丼をベースにした何かに遭える場所」それが、私にとっての「すき家」であり、それを前提にした利用こそが、私にとっての「すき家」との付き合い方なんですね。

ひっくり返すと、「普通に牛丼を食いたかったら他の店へいく」ってことになっちゃうんですけど、まあ、そういう付き合い方があったって良いじゃないですか。 「すき家」の牛丼は食べるアプローチが楽しいんですよ。

おさかな
「3種のチーズ牛丼」なんて、とりあえず着丼したらチーズを肉の下にすばやくひっくり返して埋め込んで溶かすテクニックが重要ですし、「ねぎ玉牛丼」では敢えて卵の白身も使って食べたりもするし……。

食べ物を粗末にせず美味しく食べている限り、食べ物で遊んだっていいと思うんですよね。 それができるのが「すき家」のいい所だと思います。

というわけで、牛丼ライフハック記事としましては

「牛丼をベースにした何か」を楽しめる店として「すき家」を利用すると楽しいよ!

をまとめにしようと思います。

以上、牛丼絵日記「すき家」でした!

おさかな
……フレンチドレッシングがけは、ちょっとだけで良いので試してもらいたいですね。 すげーうまいって訳じゃないんですが、話のタネになるくらいには「面白い」ですよ!
 

よく読まれている記事

コメントを残す

CAPTCHA