【レトロゲーム絵日記 6 】チャレンジャー:ストーリーを想像する、余白たっぷりの冒険探索ゲー【イラスト】

多くは語らないが過分に読み解けるストーリー

ナイフ投げが得意という、武闘派な考古学博士のチャレンジャー氏。

謎の遺跡が眠る島への現地調査に向かいますが、実はそこはとある悪の秘密結社のテリトリー。 そこで彼は、一国の王女がその秘密結社によって誘拐されたところに出くわしてしまいます。

こうして始まった広大な自然謎の遺跡を探検しながら王女を奪還する冒険活劇が、本作「チャレンジャー」の大体のお話です。

おさかな
…これ以外、もう開示される情報はほとんど無いんですよね。

後はひたすらマップを先に進み、ダンジョンをクリアしながら敵アジトに到達し、秘密結社の親玉をやっつけて王女を取り返すオリエンテーリングな流れになります。

ダンジョンでアジトの封印をとく「カギ」「王冠」「指輪」、といったキーアイテムを集めることが展開の軸になってはいますが、それぞれがどういう意味を持っているかは説明されず、この島の遺跡にどういう背景があるのかも明かされません。

巨石文明な印象ですが、オーパーツ気味な技術水準のピラミッドも出てきます。 そういったものは遺跡なのか、それとも悪の秘密結社が作った施設なのか……ちょっとわかりません。

こういう展開だと、やっぱり「何か遺跡の封印を解いて古代文明の遺産を手に入れるために、王女が必要だった…!」的な背景を想像してしまいますが特に語られることもなく……。

そんなこんなで膨らむ妄想

…なので、自分でいろいろ想像しちゃうんですよね。

舞台設定は中南米とかアフリカとか、インディジョーンズ的なアメリカ映画の遺跡物映画の雰囲気。

敵にガイコツや火の玉なんかもでてくるところから、悪の秘密結社は呪術系なんでしょうかねえ。 となるとやっぱりあの親玉は、この島の謎の遺跡の力を少なくとも一部は使えていると考えたほうが自然です。

そこに王女誘拐です。 まさかお金だけが目的とも思えませんし、やっぱり遺跡がらみで何か目的があって欲しい……。

おさかな
……なんて事を、当時子供だった自分はぼんやり考えながらゲームしてました。

攻略本も買ったのですが、ストーリーのヒントはふわっとしていた記憶です。 目の前でテレビに映し出される状況から、ああだこうだとストーリーを想像するのがとても楽しかったですね。

ていうか、パワーアップキャラの「まっとうクジラ」はなんだったのか…。 空とか飛んじゃいます。 あれこそがこの島の古代文明のメッセンジャーだったのでは…? となると王女のいた王国の守護神的なものがクジラだったりするのか…?

ていうか取扱説明書に書いてあった、そもそもチャレンジャーに調査を依頼した謎の中国人、李成岑(り・せいしん)って誰よ!?

…大人になった今でも妄想は尽きません。
 

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